社会保障の「解」~ お願いだからやめてくれ!恐怖の殺人地雷=原発
久しぶりの投稿となったが、前回は東京平和映画祭の開催にあわせて戦争と戦争を作り出す原因などについて述べた。日本は恒久的平和を手にしている、と思っている人がいたら今すぐ大きく思考を変えていただきたいと願う。日本は自衛隊という強力な軍事力を保有しているばかりか、すぐにでも核武装出来る隠ぺいされた核保有国であるからだ。
ここ最近、北朝鮮からのチョッカイが多いとお感じの方も多いことだろう。チョッカイに乗ってあげないと困る方々がメディアを使ってけしかけているからだ。でも日本は決してこのような挑発に乗ってはならない。なぜ?日本は決して戦争の出来ない国であるからだ。その理由は原発(原子力発電所)が地雷のように設置されており、他国が原発を狙ったら日本は赤子の手同然であるからだ。
6/12-14日、平日を含む3日間にわたって開催され、延べ1,300名に来場いただいき大好評であった
東京平和映画祭で取り上げたドキュメンタリーに「被爆労働者」の現状に食い込んだ作品があった。
この映像は日本の原発を取り上げたものであるものの皮肉にも日本では放送を禁じられ、英国(イギリス・チャンネル4制作)で放送されたものである。皆さん、これが本当に社会を蝕む抵抗勢力であるということをお忘れなく。この映像の製作者である樋口監督も来られており、肉声から伝わるメッセージとともにわずか30分弱の映像も私にとって極めて衝撃的なものであった。原発内で働く労働者がガン・白血病などで次々と亡くなっていっているのである!人によっては「なんでそんなところで働いてんだよ。働いてる人が悪いんじゃねえか!」と言われる方もいるだろう。意外なことに多くの方は知らないのだが、こうした原発内で働く人は路上生活者や貧困層が言葉巧みな勧誘を受け、半ば騙される形で労働してしまうことになってしまうのが現実のようだ。しかしこれは原発がある限り誰かが必ずやらなければならない社会において極めて重要な仕事である。こうした市民の犠牲者を常に出し続けてまでも私達は原子力発電というエネルギーに本当に頼らなければならないのだろうか?今一度、原発が必要かどうか?追って考えてみることにしよう。
ところで「21世紀最大の詐欺」といわれる問題をご存知だろうか?それは地球温暖化がCO2によるものだという説である。丸山茂徳教授(東京工業大学院)によれば、いま日本国中のCO2排出量をゼロにしても気温はたったの0.00004℃しか下がらないという。科学者の90%や多くの環境活動家の間では当たり前のように信じられているCO2悪玉説=世界規模の詐欺であったとしたなら、一体誰がこの詐欺によって利得したのであろうか?その恐るべき受益者の筆頭は原発産業であることは間違いないだろう。
下記のチャートが原子力を作り続けるための日本の国家予算である。毎年4,000億~5,000億円もの巨額予算がある以上、電力会社やその下請け企業群は安定収入として当然のことながらこの売上を見込んでいるだろう。

さらに、電気事業の原子力関係支出は2兆円規模になっている。
我々が電力会社に払う電気代が、原発維持費に使われているのだ。
問題はこの維持費だ。稼働していない原子炉、例えば福井県敦賀市のもんじゅ(1991年から試運転を開始)は1995年の火災によるナトリウム漏えい事故以来稼働していないにもかかわらず、使用済みの廃ウランを冷却するために途方もない電力を消費している。建設費約5,900億もすごいが、事故後の電気代等の維持費も含めると、たった4年、しかも試運転しかしていないもんじゅに費やした総予算は1兆6,000億円といわれている。(NPO法人 原子力資料情報室より)
どこが環境に優しいエネルギーだ?冗談だろ?でも冗談じゃすまないぜ!と言いたい。さらにこの比ではないくらい恐ろしいのは「核廃棄物」だ。廃プルトニウムで2万4,000年、廃ウラン(ウラン238)に至っては45億年経たないと放射能の威力が“半減”しない、というのである。もう一度言おう。廃プルトニウムで2万4,000年、廃ウラン(ウラン238)に至っては45億年経たないと放射能の威力が“半減”しない、というのである・・・。
これが正気の沙汰か?電力会社や原発を推進している政治家にお聞きしたい。こんなこと誰が責任を取れるというのだ。震度6程度であわやチェルノブイリ級の事故になりかけた柏崎刈羽(新潟県)教訓も全く生かされる気配もない。そのころ自分は居ないから知ったこっちゃない?ああそう。では子孫の生きる環境を無茶苦茶にしてまで原発に頼らなければならないほど、我々の電力需要は逼迫してるというのか?


ほれみたことか、電力は真夏のピーク時の午後2時~3時までをしのげば、原発などなくても電力をまかなえるのである。ならばこのピーク時だけは国民一斉休暇させたり、国民一斉キャンドル・ナイトなど、国家を挙げて節電キャンペーンでもやればいいではないか。それで原発関係国家予算約5,000億円を国民に還元するなり税金を安くするなりすればいいではないか。こういうと必ず、経済学の洗脳にかかった人々は決まって「そんなことでは8月の予算が達成出来ない」「経済成長を止めてしまう」「そんなことじゃあ国際競争力が削がれる」などと言うだろう。よくよく考えてみて欲しい。あなたのやっている仕事はあなたやあなたの家族の命、人民の命、子孫の命を引き換えにするほど大事な仕事なのか?
さらにその核廃棄物をむこう数億年も管理・保管するはずの青森・六ケ所村の再処理工場も試運転中の事故トラブルで稼働の見込みが立っていないばかりか、保管するためにガラス固化した核廃棄物が詰まったため、炉内を棒で掻き回していたが、その棒がL字型に折れ曲っていることが判明(2008年12月10日)、さらに同月24日には棒が傷つけたと思われる炉内の損傷が判明。いったいこの顛末をどうする気だろ?作業をしようにも誰もその中に入れない、極めて危険な状態になっていることも多くの方は知らない。
ところで全国の都道府県のなかで、ガンで亡くなる割合が一番高いのが青森県であることを知っているだろうか?(2009年1月10日朝日新聞・厚生労働省調査2007年) そんな青森県の大間(下北郡大間町)にさらに原発の新設予定がある。クレイジーとはこのことだ。青森県の皆さん、一緒にこの馬鹿げた利権と共に戦いましょう。
個人的に言わせてもらうが私は‘97年から‘03年までの6年間、山口県に住んでいたが、それはそれは風光明媚で美しい上関町にも原発の建設計画があり、27年にも及ぶ住民の皆さんの頑張りもむなしく来月(2009年9月)から埋め立て工事が始まるという。
私にとって第二の故郷である美しい山口、多くの友人もいる。また事故が起こると私の故郷:広島までが被害に及んでしまうおそれがある。広島に再び死の灰を降らせる気か?ふざけんな。この上関原発は広島の電力需要を満たすためとのこと。広島・山口の皆さん、こんな馬鹿げた詐欺に敢然と立ち向かいましょう。まだ建っていない、あきらめるのは最後にしましょう。
★STOP!上関原発 http://stop-kaminoseki.net/
★みつばちの羽音と地球の回転 http://888earth.net/index.html
そんなに建てたいのなら、まずは電力会社の役員と社員の社宅をどこか既設の原発内に建ててもらって、2~3年住んでもらい安全を確認してからにするのはどうだろう!原発支持の政治家・役人の皆さん、原発利権に群がる建設業をはじめ各関連・川下事業を営む皆さんもそうしてください。自分たちが殺人兵団であることにやっとお気付きになるでしょう。それが出来ないなら、あなたがたが他人の生活を侵害する権利はない。
辛辣な書き方をしているが、それほど重要な問題なのだ。美しい我々の故郷を、先祖が守ってきた母国日本を、母なる地球を、愛する子どもたちを、むこう何千年にも及んでの核の脅威や近隣への放射能被害、さらには施設の事故によって人や生物が住めない土地にしてしまう権利など何人たりとも持ち合わせていないはずだ。
今回は国民総幸福を掲げる者として、国民の生存権を揺るがす根幹にかかわる問題として原発を採り上げた。なんとかこの人類を破滅に導く馬鹿げた方向性から舵を切りたいと願う。
1人でも多くの方がこの現実を知り、共に伝え、訴えていけたら望外の喜びである。

田辺祐晟 (たなべ・ゆうせい) 社会起業家 NPO法人社会保障研究所代表1969年生まれ。同志社大学卒業後、損害保険業12年間、生命保険業4年間で、法人・個人など数千件のフィナンシャルコンサルティングを経験。 2008年3月ビジネス・ブレークスルー大学院にてMBAを取得。同時に社会起業家として活動を開始。社会保障の在り方の視点から現在の資本主義、正確には「貨幣制度」の在り方に問題提起をしている。



