田辺祐晟の「社会保障から見る資本主義・貨幣制度」

「議論百出の社会保障改善案に待ったをかける!社会保障ブログ」

社会保障の「解」~ブルース・リーに学ぶ、創造と普及の方法!

皆さんは李小龍という名前に記憶があるだろうか?ブルース・リーといえばわかるだろう。私も中学生の頃、功夫(Kung-Fu)ブームで育ち、ブルース・リーに魅せられた者の一人だ。多くの方は海外旅行した際、知ってる日本人は?と聞いたところ「ブルース・リー」などと言われたことがあるのではないだろうか?彼は中国人であるが、それほどアジア人として世界に強烈なインパクトを与えた人なのである。実際にブルース・リーに影響を受けて武術を始めたという人を多く聞く。K-1選手の多くもそうらしい。武術を広めるという点において彼は極めて偉大な貢献をしたと言える。

不思議なことに彼が映画スターとして有名ではあったものの、一人の極めて偉大な武術家であったことは意外と知られていない。人種差別の色濃い英国統治下の香港と留学先の米国で彼は武術の腕を磨き、彼自身の武術を創設し、本物であったがゆえに結果として映画スターと知られるようになったのであり、彼の本質は真の武術家なのである。

ブルース・リーの創設した武術を「載拳道(ジークンドー)」と言う。あらゆる武術の長所を取り入れ、彼の類稀なる武術センスと哲学的視座によって体系化されたものである。

ブルース・リー始祖(載拳道創始者である彼に敬意を込めてこう呼ばせてもらう)は香港での少年時代、ケンカに明け暮れケンカに強くなるために武術を始めたといわれている。

どんな相手をも6秒以内に倒すのが哲学という彼の持ち前のスピードは肉眼で捉えられないほど速い。実際に映画「燃えよドラゴン(Enter the Dragon)1973年」でボブ・ウォールと組み手で静止した状態から繰り出したパンチは当時のカメラでは捉えきれず、1秒36コマ数に上げて撮影され、実際の映像は1秒24コマで再生された、といわれるほどの早さだ。しかも彼はストリートファイトあがりであるため金的・目つぶしのテクニックを熟知しているが故に実践では最強の武術といわれている。ネット上の情報によると当時もし異種格闘技(体重別)があったらブルース・リー始祖が最強だという声もあるくらいだ。米国で道場を経営している時に、腕っ節の強い巨漢の道場破りを僅か数秒でなぎ倒していたというからそれもうなずける。没後36年を迎え敬愛するブルース・リー始祖の知られざる一面を知っていただけたら幸いである。

今回なぜブルース・リー始祖の話題を出したかというと、彼の行った新しいものを創造する力と武術への貢献のやり方はあらゆるものを創造し普及するときに参考になるモデルといってよいほど優れていると思うからである。コトラーの分厚い本を読むよりよっぽど実践的だし面白い。3点挙げよう。

1点目に彼は確かに載拳道という新しい武術を創造したが、載拳道の武術そのものは功夫(中国拳法)、ボクシング、空手、柔道などの長所のよせ集めである。つまり彼自身のオリジナルに執着することなく、柔軟にTPOに合わせたものを使い、体系的に集約させたのである。つまり彼は選別しかき集め、集約する能力に優れていたのである。

2点目に彼は結果的にではあるが大衆に本物の武術を広めた最初の人である。それも娯楽の点から普及させたのだ。大衆に何かを広めたいときにはこれは極めて有効な手段である。

3点目に彼自身、強い武術家であったばかりでなく優れた哲学者であったことである。

多くの武術家も言っていることだが、武術を極めていけばいくほど攻撃と防御、相反する二つの目的を持った動作が一つになっていくというものである。このブログでも紹介している道教の陰・陽(TAO)のことである。載拳道はTAOを取り入れている。

彼は映画の中でも自身の哲学を織り込んでいるが「考えるな、感じるんだ!」とか「指先で月を指したとき、指先に意識が奪われていると、その先の美しいものを見逃してしまう」とか「幻想を打ち破ったとき、真の敵が見えてくる」などの視座を披露している。

誠に真を突いていて、お見事!と納得させられるものばかりである。

私にあてはめてみたとき、もし社会保障のアイデアや関心を普及させるとしたら、

① 私自身のオリジナルに固執することなく広く多くの見識者の意見を柔軟に取り入れ集約し体系化すること。
② 大衆に広める際、わかりやすい手法に置き換えて啓蒙すること。具体的には娯楽か何かに載せていくのが良い。
③ 私自身が確固たる哲学を持ち、プレーヤーとしてもこの道の探求を怠ることなく学び続け、高い哲学的視座を身に付けることが必要である。
こういうとブルース始祖におこがましいと思うが「社会保障の載拳道」でありたいと思っている。

本題に入る。

まず私のライフワークである社会保障研究における本ブログが提示する「解」の位置付けから紹介したい。

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あくまで修士論文を加筆修正したものであるため、理想と現実的な解の狭間にとどめている。(スピリチュアルな領域には可能な限り踏み込んでいない。)
現実的な解ということになると日本の社会保障は給付費の約85%は医療・年金であるためこの部分に焦点をあてた提案としていくことが前提である。

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この前提に従ってこれから投稿していく「解」は医療・年金共通のものから医療(陰・陽)、年金(陰・陽)を区分していきたい。

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さらにこれらに区分し切れない個別トピック、特に原発・食糧・住環境や森林保護などの地球環境に関して、また海外との貿易にからんだフェアトレードなどが生活に与える影響を補足で述べていきたい。どれも地球にとって人類にとって待ったなしの問題である。

そして最後に「ユートピア構想」つまり「人類総幸福」のゴールについて示し本ブログの結実としたい。

あと16回の投稿を考えています。是非楽しみにしていてください。

プロフィール

田辺祐晟 (たなべ・ゆうせい) 社会起業家 NPO法人社会保障研究所代表1969年生まれ。同志社大学卒業後、損害保険業12年間、生命保険業4年間で、法人・個人など数千件のフィナンシャルコンサルティングを経験。 2008年3月ビジネス・ブレークスルー大学院にてMBAを取得。同時に社会起業家として活動を開始。社会保障の在り方の視点から現在の資本主義、正確には「貨幣制度」の在り方に問題提起をしている。

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